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落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い2章 Part7


和美の母に場所を聞き近くまでやってきた白鳥


白鳥美華「ここら辺だよねぇ…あっ!あれかな?」


修二「いらっしゃい…ませ…女子高生?」


白鳥美華「あっ!私、和美さんの友達で白鳥と言います、あの…えっと…その…あっ!そこにあるお酒全部ください!カードは使えますよね?」


修二「いやいや…あなた未成年でしょ?未成年に酒を売れるわけないじゃない…」


白鳥美華「いえ…後でうちの従業員が取りに来ますので」


修二「いや…あなたさぁ、どこのお嬢様か知らないけど、働いてお金を稼ぐってどれだけ大変なことなのかわかってるの?1日、汗水流して一般的にどれだけお金がもらえると思う?」


白鳥美華「どれだけって…一般的なら5万ぐらい?」


修二「おいおい…あなたバイトとかしたことあるのか?」


白鳥美華「バイト?モデルの仕事ならずっとやってますけど!」


修二「1回コンビニのバイトでもしてみればいいんじゃないの?」


白鳥美華「コンビニ?あんな庶民がする仕事なんてお父様が絶対に許すはずがないです」


修二「……あっそう、もう冷やかしは済んだ?もう帰った方がいいんじゃないのお父様とやらが心配するよ」


白鳥美華「何、その失礼な言い方!これだから貧乏人を嫌なの!」


修二「はいはい、貧乏人で結構です、それじゃあさようなら」


ガラガラ(ドアを閉める音)


白鳥美華「なんなのこいつ!」


次の日の放課後


白鳥美華「和美!ちょっとこっちこっち、聞きたいことがあるんだけど」


和美「えっ…何…」


白鳥美華「和美ってコンビニでバイトしたことある?」


和美「えっ、ないよ、だってうちの学校バイト禁止だし」


白鳥美華「バレなきゃ大丈夫だって、だからさコンビニでバイトしない?」


和美「えっ!無理でしょ、今年受験だし…」


白鳥美華「大丈夫、大丈夫、勉強なら私が教えるから、帝東大の家庭教師から教えてもらったテクニック使えば国立A大学なんて余裕で受かるって!」


和美「でも…」


こうして白鳥のペースに巻き込まれていく和美、しかし、このような時はいつまでも続かなかった


白鳥美華「和美!ここのコンビニ学校から遠いし、絶対にバレないよ、よし!ここに決めた明日バイトしたいって電話しよう」


和美「本当にやるの?」


白鳥美華「やるよ!」


和美「マジで…」


白鳥美華「マジ!」


和美「でも…白鳥さん続かないと思うよ…」


白鳥美華「そんなのやってみなければわからないでしょ、じゃあ明日の放課後またここで」


和美「はぁ……」


次の日の授業中


数学教師「では、次のページ開いてください!」


ガラガラ(ドアが開く音)


担任「先生、ちょっとすみません…」


数学教師「はい…」


担任「白鳥、ちょっと来てくれるか」


白鳥美華「はい……」


和美「……」


生徒全員「……」


白鳥の身に一体何が起こったのか


Part8に続く